太陽がやってくる
ジェームズ・キャメロンの弁によれば、彼は船の航海がもっともらしく見えるように最善を尽くした。しかし、我々はタイタニック号の実際の航路を知っているので、彼がいつ間違ったのかを正確に判断することもできる。ジャックとローズは、夕暮れ時、夕食の直前に甲板で唾を吐くおなじみのシーンを目撃されている(ところで、あれは本当に必要だったのだろうか)。二人が船の左舷にいるということは、二人が北西に進んでいることを示しているが、実際には船は南西に進んでいた。憤慨するほどのことではないとわかっていても、これは間違いである。

太陽がやってくる
割れたガラス
船長がブリッジに立ち、ガラスが割れて水が入り込むのを見るシーンは、この映画で最も感動的なシーンのひとつである。これが強烈なショットであることを知っていたキャメロンは、劇的な効果を狙って、さまざまなカメラアングルでこのシーンを撮り直した。しかし、撮影されるたびに水の入り方が違った。その結果、あるアングルでは1、2、3、4の順番で窓ガラスが割れるが、次のアングルでは順番が逆になり、1、2、4、3となる。

窓を割る

